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「香りと心」を生活様式に

「香りと心」を生活様式に

現代社会では、過度な成果主義や認められなければという欲求の肥大化が広がっています。私たちは、世間が求める成功像を追い求め、努力を重ね、自己発信に奔走する忙しい日々を過ごしています。しかし、その裏で心が疲弊し、生きづらさや行き詰まりを感じる人が少なくありません。

そのようにして、精神的な限界を迎えたり、未来への不安や心配に駆り立てられて走り続け、自分らしさを保つことが難しくなっています。

こうした状況において、「香心」は「今この瞬間に生きる」ためのきっかけをもたらすために生まれました。

たとえどんなに短いひとときでも、勇気を持って歩みを止め、自分が感じていることや考えていることを見つめ直すという精神的な営みが、心の安定や豊かさを育む第一歩になると信じています。

自らの「感情」と向き合い、自分に共感する時間をつくること―それが、持続可能な解決策になると考えています。

「香心」は、お香を焚くというシンプルな行為を通じて、生活様式に小さな「立ち止まる瞬間」をつくります。

一本のお香を焚くひととき―その時間だけは、あなたの心と静かに対話する時間です。自分の感情に気づき、その意味を理解しようとする大切な時間になることを願っています。

香りと共に心を観る―「香心」が届けたいのは、そんな時間と習慣です。